75938_419244968206552_876249270_n

〜写真集制作とマーケティングの可能性を探る、3日間の集中プログラム〜

何年も撮りためた作品を写真集にしたいのは、写真を撮る多くの人に共通している感情ではないでしょうか。本屋に行けば、多くの写真集が並び、自分も出版したいという思いを掻き立てられます。

しかし、希望にあふれて出版社のドアを叩いても、特にドキュメンタリー写真という分野においては

「こういう写真は難しいんですよ」

と言われて終わることがほとんどです。

写真集は一般的に「売れない」と言われ、運良く理解ある編集者に出会えたとしても、なかなか出版まで至らないのが現状です。例え出版にこぎ着けたとしても、作家が一定部数を買い取りして費用を負担するケースも多く、その額は100万にも200万にもなることがあります。

もちろん、素晴らしい作品、またすでに名前が売れている、本を出せば売れそう、などの条件が揃えば出版してもらえる可能性もありますが、多くの人たちにとってそのハードルは低くありません。

それでは作家自ら多額の金銭を積んで写真集を出してもらう意味はどこにあるのでしょうか。出版社から出してもらうことで「お墨付き」がもらえたような気がするからか、それとも本屋に流通することができるからか、様々な精神的・実利的なメリットはあるでしょう。特に日本では、出版社から出してもらえなければ認められないという風潮があります。実際には自分でお金を負担して、本を出してもらっているという状況なのに、それを外部の人たちは知りません。もちろんそれによって、プロの編集者と仕事ができるというメリットはあるでしょう。そしてその方法でも上手くいった写真集もあるでしょう。

しかし、これからの時代、ただ撮るだけの写真家が生き残っていけるとは思えません。色々な意味でクリエイティブであると同時に、自分の作品作りに賛同してくれる人を周囲に作っていくことも大事になってきます。それは出版社という形態に頼ることだけが作品作りの全てではないということでもあります。

自分の作品がどういうカタチになり、どのように人に届けられるのか、大切なものだからこそ最後の最後まで妥協無くこだわりたいと思うのは当然のことのように思います。そうして作り上げたものは何より自分で愛せます。

もちろん、それが人に伝わるかはまた別の話です。伝えるためには、その本に関わってくる色々な要素全てが説得力を持ち、同じ方向を指し示していなくてはなりません。そうして出来上がった説得力をもった本は、きっと多くの人の心に届くものになると思います。そして、デザインやレイアウトがパソコン一つで可能になり、印刷のコストも下がっている昨今、個人がこだわったモノを作ることは難しいことはではなくなりつつあります。

『BACKYARD WORKSHOP』
プロジェクトから写真集へ!〜写真集制作とマーケティングの可能性〜

では、ダミー写真集の制作と、できあがった本をいかにマーケッティングしていくか、という二点について、講師の経験を踏まえながら、学校では教えてくれない話を参加者の皆さんと学んでいきます。

メインとなる本作りでは、3日間という短い時間の中ですが、編集やデザイン、装丁など、実際に「手」を動かして、頭の中にあるアイディアをカタチにしていく過程を経験して頂きます。

座学では、出版社とのやりとりの経験や、自ら写真集を出版し、それを売るために行ってきたノウハウなどをシェアしていきたいと考えています。

参加者の方々にとって、この3日間の集中プログラムが実り多きものになるよう、講師共々サポートして参ります。

〜プログラム概要〜
〜第1日目〜
【写真集の要素とブレインストーミング】
✓プロジェクトを写真集に落としこんでいくプロセス
✓写真集のサイズやカタチなどを決めるためのブレインストーミング
✓写真集を取り巻く環境
✓写真集の編集例、デザインの紹介

【エディティング&コンセプトレビュー】
✓各参加者が本にしたいと考えている写真のレビューと、本にする際の編集作業
✓サイズや体裁など「何故」そのカタチなのかについての議論
✓本のイメージの具体化

〜第2日目〜
【写真集のマーケティング】
✓出来上がる前に本のコンセプトをいかに広めるか
✓出来上がったものをいかに広めるか
✓原価と売価、数量限定の本等について
✓本のためのロジスティックス
✓出版から開ける展望

【写真集の編集とレイアウト】
✓1日目のレビューを元にした編集とレイアウト作業
✓写真集のコンセプトの詰め
✓カバーのデザイなど、イメージしたアイディアの具体化

〜第3日目〜
【製本方法の種類】
✓製本の種類
✓コスト

【作品の製本作業】
✓製本作業
✓本の完成

【参加者プレゼンテーション】

〜本ワークショップの特徴〜
・国内だけでなく海外にも活動の場を広げたい方を対象としています。
・現役写真家の講師が、国内外での経験の中で身につけた実践的なノウハウをシェアします。
・参加者の方が写真集を作るために必要な要素を講師と参加者双方のコミュニケーションの中から見つけ、ダミー写真集を作りあげます。
・普段は中々学べない内容を、日本語で学ぶことができる数少ない機会です。
・翌週に開催予定のBACKAYRD フォトブックカフェにて、出来上がったダミーの即売会を行います。実際に一般の方からの生の反応を知ることが可能です。

〜講師紹介〜
岡原功祐(おかはら こうすけ) www.kosukeokahara.com
1980年東京都出身。早稲田大学卒・南ア国立WITS大学大学院中退
コソボ(旧ユーゴ)を訪れたことがきっかけで写真を撮り始める。大学卒業後から、人の居場所を主なテーマに、中南米、アフリカ諸国、日本などで撮影を続けている。主に国内外の雑誌・新聞で写真を発表し、美術館や各国のフォトフェスティバルにおいて写真展なども開催。フランス、イタリア、オランダ、ギリシャ、中国、シリア、バングラデシュ、タイ、国内では東京都写真美術館、Gallery 21、Tokyo Photoなどで写真が展示されている。 2007年にフランスの写真家エージェンシーVUに参加、2010年脱退。2009年には世界報道写真財団が世界中の若手写真家から12人を選ぶJoop Swart Masterclassに日本人として初選出。Photo District News が選ぶ世界の若手写真家30人にも選ばれる。また2010年には、W.ユージン.スミス賞2位。2012年には原発事故後の福島を撮影した作品で、Getty Images Grants For Editorial Photography を受賞。その他、文化庁新進芸術家海外研修制度にも選出されるなど、広く国内外で活動している。
2013年に写真集「消逝的世界」を上梓。Photoeye当の写真集専門サイトで、その年の Best Photo Bookの一つとして取り上げられる。 現在は、フランス・パリを拠点に活動中。

ワークショップ概要〛
◆開催日
2014年3月21日(金)〜3月23日(日)

◆時間
10:00 〜 19:00(初日のみ20:00まで)

◆会場
BACKYARD PROJECT
〒130-0005 東京都墨田区東駒形3-16-8 (会場までの行き方はこちらをクリックしてご確認下さい)

◆定員
8名

◆参加費
38,000円(税込)
※支払い方法については、お申込み受付後にご案内します。

◆講師
岡原功祐

◆持ち物
・筆記用具
・ご自身の写真集に使いたいと考えているサイズに印刷された作品
(ワークショップ中にサイズを変更して再印刷することも可能ですが、編集作業に必要になりますので必ずご持参下さい)
・お持ちの方はノートパソコン
・写真集にしたい作品の概要

◆お申込み方法
http://www.backyard.ph/…/works…/apply_lighting_workshop.html
↑のフォームよりお申込み下さい。

◆ご注意
・先着順でのお申し込みとなります。

◆キャンセル等について
・キャンセルの場合は、 contact@backyard.phまで必ず事前にご連絡下さい。
・お申込み後のキャンセルは規定に応じて料金が発生致します。
開催2日前迄のキャンセル…料金の50%
開催前日・当日のキャンセル…料金の100%